投稿日:2025.01.20 最終更新日:2025.01.20
ゴルフ上達を目指す!下半身の筋トレで飛距離アップとバテない身体作り!
ゴルフ上達を目指す!下半身の筋トレで飛距離アップとバテない身体作り!
ゴルフのパフォーマンスを向上させたいと考えるなら、下半身の強化は避けて通れません。特に飛距離アップを目指すためには、強い下半身が安定したスイングの土台となります。また、下半身の筋力を鍛えることで、ラウンド中にスタミナ切れを防ぎ、最後までバテずに力強いプレーを続けられます。本記事では、飛距離アップと持久力向上のための下半身トレーニング法をご紹介します。ぜひ、効率的な筋トレでゴルフ力を飛躍させましょう!
目次
筋トレがゴルフの上達に繋がる理由
ゴルフは一見、技術や感覚に依存するスポーツに思われがちですが、実は筋力も大きく影響します。特に下半身や体幹の筋肉は、安定したスイングや飛距離アップに欠かせません。まずは、その理由について触れていきます。
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スイングが安定する
筋力が不足していると、スイングの途中で体がブレたり、正確なフォームを維持できなかったりします。しかし、下半身と体幹をしっかりと鍛えることで、スイング中のバランスが向上し、軸がブレにくくなります。強い筋肉があることで、スイング時のパワー伝達がスムーズになり、体全体をしっかりとコントロールできるようになるため、安定したショットを打ち続けることが可能になります。
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飛距離がアップする
ゴルフの飛距離を伸ばすためには、単に力任せに振るだけでは不十分です。飛距離を最大化するためには、強い下半身の筋力が必要不可欠です。スイングのパワーは地面から得た力を下半身を通じて体全体に伝達することで生まれます。下半身の筋肉を鍛えることで、この力の伝達がより効率的になり、結果としてスイングに必要なエネルギーが増します。そのため、強い下半身が飛距離アップの鍵となり、より遠くにボールを飛ばせるようになるのです。
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持久力がアップし疲れにくくなる
ゴルフのラウンドは長時間にわたるため、持久力の有無がプレーの質に大きく影響します。特に後半になると、疲労が蓄積してショットが不安定になるという経験をした事がある人も多いのではないでしょうか?しかし、下半身を中心に筋力を鍛えることで、筋持久力が向上し、ラウンド後半でも疲れにくい体を作ることができます。持久力がアップすれば、スイングの安定性が最後まで保たれ、集中力も維持しやすくなります。これにより、全体的なパフォーマンス向上が期待できる様になります。
ゴルフで必要な筋トレの部位は?
ゴルフのパフォーマンスを向上させるためには、ゴルフに必要な筋肉をバランスよく鍛えることが必要です。ここでは、ゴルフの為に特にトレーニングしておきたい部位を確認していきましょう。
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下半身
下半身が強化されると、スイング中に地面からの力を効果的に利用でき、全身にエネルギーを伝えることができます。足首、膝、股関節の動きがスムーズになると、スイングの初動からフィニッシュまでが安定し、スイング軸がブレにくくなります。また、下半身が強いと、スイング中にしっかりと踏ん張る力が増すため、安定したショットを打ちやすくなります。
鍛えるべき主な筋肉は、太ももの前側にある大腿四頭筋、後ろ側にあるハムストリングス、そしてお尻の大臀筋です。これらはスイング時のパワー発揮に直接関わり、強化することで飛距離の向上やスイングの安定性が期待できます。また、筋肉を鍛えることで、長時間のラウンドでも疲れにくくなり、終盤まで高いパフォーマンスを維持できる様になります。
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腹筋
腹筋はゴルフスイングの中心的な役割を果たす体幹部の一部で、特にスイング時の回転動作や姿勢の安定に重要です。腹筋が強いと、スイング中に上半身と下半身をしっかりと連動させることができ、スイングの力を無駄なくボールに伝える事ができます。逆に腹筋が弱いと、スイング中に体がブレやすくなり、軸が安定せずにミスショットが増える原因となります。
主に鍛えたい腹筋、腹直筋(シックスパックに見える筋肉)は、特にスイングのフィニッシュにかけて体をしっかりと支える役割を担います。また、腹斜筋はスイング時の回旋動作をサポートするため、ショットの精度や飛距離に影響を与える重要な筋肉です。
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背筋
背筋はゴルフにおいて、姿勢の維持とスイングの安定性に欠かせない筋肉群です。特に、脊柱起立筋や広背筋は、体幹を支え、スイング時の力の伝達を助ける役割を果たします。これらの筋肉が強いと、スイング中に体が安定し、正しいフォームを維持しやすくなります。また、背筋がしっかりしていると、ラウンド中に正しい姿勢を保つことができ、疲労を軽減することにも繋がります。
スイングの際には、肩の回転とともに上半身を効果的に動かす必要がありますが、背筋が弱いとこの動作がスムーズに行えず、体がブレてしまうことがあります。結果的にショットの精度や飛距離が損なわれる可能性があります。
ゴルフにおける下半身の重要性
ゴルフのスイングは、全身を使う複雑な動作ですが、その基盤を支えているのが下半身です。下半身の筋力が弱いと、スイング時にバランスを崩しやすくなり、体重移動もうまく行えず、パフォーマンスに悪影響を与えてしまいます。そんなゴルフのプレー全体を支える下半身の重要性をみていきましょう。
スイング軸の安定性
スイング中、体がブレずに軸を保つことで、ボールに正確に力を伝え、ショットの精度を上げることができます。スイング軸が不安定だと、体が左右に揺れたり、バランスを崩しやすくなり、ミスショットや飛距離の低下につながるので、下半身の筋力が重要になります。
特に臀部や太ももの筋肉が強化されていると、地面をしっかりと捉え、体重移動がスムーズに行えます。これにより、スイングの動きが安定し、軸がずれることなく、力強いスイングが可能になります。
怪我予防につながる
ゴルフは比較的負荷の少ないスポーツと思われがちですが、スイングは反復的な動作であり、特に腰や膝、足首などに大きな負担がかかります。
特に、太ももや臀部、ふくらはぎなどの筋肉が弱いと、スイング時に体をしっかり支えることができず、姿勢が崩れやすくなり、腰痛や膝の痛みを引き起こす原因にもなりかねません。また、バランスを欠いたスイングは体に無理な負荷をかけてしまい、関節や筋肉の炎症を引き起こしやすくします。
長期的にゴルフを楽しむ為にも、関節を保護しながら筋力を強化する下半身の筋トレを取り入れることで、怪我の予防にも繋がります。
下半身筋トレメニュー・スクワット編
それでは下半身強化の為に自宅でできる筋トレメニューをいくつかご紹介していきます。バリエーションをいくつか紹介していきますが、初めのうちは基本から始めて、慣れてきたら自分の体力に合わせて他のトレーニングを取り入れたり回数を増やして行ってみて下さい。
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基本のスクワット
スクワットは、主にお尻・太ももの前側・太ももの裏側の筋肉に対して負荷がかけられ、広範囲に及ぶ大きな筋肉を鍛える事ができるトレーニングです。
①足を肩幅くらいに開き、つま先は若干外に向けます。手は胸の前で組んだり、やりやすい方法で大丈夫です。
②息を吸いながら、お尻を突き出すイメージで腰を落とします。この時、膝がつま先よりも前に出ないように気をつけましょう。
③息を吐きながら、腰を上げ、元の位置に戻ります。
※10回✖3セット位から始めてみて、余裕があれば回数を増やしていきます。
※腰を落とす際は、背中が丸まらない様に、胸を起こし背筋を伸ばして行います。
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ワイドスクワット
ワイドスクワットは、先ほどのスクワットより膝への負担が少なく、お尻に加えて内ももの内転筋が鍛えられるのが特徴です。
①足を肩幅よりも大きく開き、つま先は45度外側へ向けます。
②背筋を伸ばしたまま、息を吸いながらお尻を下げていき、膝裏が90度のあたりで止めます。
③息を吐きながら元の位置に戻ります。
※10回✖3セット位から始めてみて、余裕があれば回数を増やしてみて下さい。
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ブルガリアンスクワット
ブルガリアンスクワットは、太もも全体やお尻が鍛えられます。片足で行うため、これまでのスクワットよりも負荷が強いトレーニングになります。
①椅子に背を向けて、60〜90cm離れて立ち、片足のつま先か足の甲を椅子に乗せます。
②反対側の足は前に出し、つま先は真っ直ぐ前に向けます。
③背筋を伸ばし、前方の脚の膝が90度になる位のところまで腰を落とします。この時、膝がつま先よりも前に出ない様にします。
④ゆっくり腰を持ち上げ、元の位置に戻ります。
※左右10回づつ位から始めてみましょう。
※自重のトレーニングに慣れてきて、もっと負荷を求める方は、両手にダンベルを持って行うと負荷を強める事ができます。
下半身筋トレメニュー・ランジ編
スクワットに慣れてきて、スクワットだけでは物足りなくなってきた方は、ランジのトレーニングも取り入れてみるといいでしょう。ランジは、脚を前後に開いた姿勢で行い、股関節や膝関節の曲げ伸ばしを行う下半身の筋トレ種目で、主に鍛えられる筋肉は、お尻・太ももの前側・太ももの裏側・腸腰筋などです。スクワットに比べ安定感がないので、バランスを維持するためにお尻の筋肉が多く使われ、バリエーションが豊富なのが特徴です。
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基本のランジ
まずは一番行いやすい動作のランジからご紹介します。上体の角度を変えることで効く場所が変わるので、効かせたい部位に効く方法を行ってみるといいでしょう。
①脚を前後に開き、骨盤が正面を向くようにし、背筋を伸ばします。
②上体を起こしたまま、前脚の膝が90度くらいになるまで腰を落とします。
③前足のかかとで床を押すように膝を伸ばし、腰を持ち上げ戻ります。
左右10回づつ程行ってみましょう。
※②で上体を前傾させて行うと、前脚のお尻・太もも・股関節に効きやすくなるので、効き目を感じやすい方法で行ってみるといいです。
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フロントランジ
先ほどのランジはその場で膝の曲げ伸ばしを行うものでしたが、フロントランジは方脚を大きく前方に踏み出すようにランジをするので、重心が移動する際に負荷が増します。そのため、先ほどのランジよりも強度やバランス力が高まります。
①両脚を揃えて直立します。
②肩幅の1.5倍程の足幅で片足を前方に踏み出します。
③踏み出した片足が床に着くと同時に膝を曲げて腰を下ろし、太ももと床が平行になる様にします。
④前脚の力で膝を伸ばしながら立ち上がり、元の位置の足を揃えた状態に戻ります。
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ドロップランジ
特にお尻の筋肉を多く使うトレーニングで、少し前傾姿勢で行うことで、更にお尻への負荷が強まります。
①足を肩幅に開いて立ちます。
②左足を右後ろに交差させてしっかりとしゃがみます。
③元の位置に戻ります。
※左右交互に行うよりも、片側10回程、その後に反対の脚に切り替えて行う事で筋肉への刺激が深まります。10×3セットづつ位を目安に行ってみましょう。
トレーニングを行う際の注意点
トレーニングは正しい方法で行わないと、腰や膝を痛めてしまう事があるので、いくつかの注意点を意識しながら行って下さい。
正しいフォームで行う
トレーニング中に最も大切なのは、正しいフォームを維持して行うことです。フォームが崩れると、特定の筋肉に偏った負荷がかかり、関節や筋肉に余分な負担がかかります。スクワットやランジでは、膝がつま先より前に出ないようにし、背中を真っ直ぐに保つ様に行って下さい。正しいフォームで行えば、効果的に下半身の筋肉を鍛え、怪我を予防することができます。
無理をしない
トレーニングの際に、自分の限界を超えて無理をするのは禁物です。急激な過度の負荷は、筋肉や関節に過大なストレスをかけ、怪我を引き起こす可能性があります。トレーニングは徐々に負荷を増やしていくことが大切です。まずは自分のレベルに合った負荷や回数から始め、慣れてきたら少しずつ強度を上げていくようにしましょう。
適切な休息を取る
トレーニングは休息を適切に取りながら行うことも大切です。下半身の筋肉は大きく強力なため、トレーニング後には十分な休息が必要です。筋トレを行う事によって筋繊維の一部が破断し、2〜3日間かけて修復していく過程で筋繊維が元よりも太くなる「超回復」という現象をおこします。
この仕組みを繰り返す事によって筋肉は育っていくので、超回復の期間を踏まえて週2〜3回のペースで筋トレを行う事が望ましいとされています。
専門家の指導を受ける
初めてトレーニングを行う場合や、フォームに不安がある場合は、トレーナーや専門家の指導を受けることをおすすめします。自分では気づきにくいフォームの誤りや適切な重さの選び方を、専門家がアドバイスしてくれます。これにより、怪我のリスクを減らし、効率的に筋力を強化することができます。
今回は下半身の強化についてピックアップしていきましたが、前述のようにゴルフの上達を目指して筋トレを取り入れるのであれば、体幹もバランスよく鍛える必要があります。
体幹トレーニングについては、こちらの記事で取り上げていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
【ゴルフで差がつく!スキル向上に必須の体幹トレーニングをご紹介】
【ゴルフ上達の為に必要な筋トレ5選!筋トレの効果やメニューをご紹介】
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